多文化共生

子どもたちの視野を広げる
国際交流の力

ナタデココ 編集部
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「外国の人って怖い」「英語が話せないから無理」——そんな先入観を持っていた子どもが、 たった1時間の交流で目をキラキラさせながら「また来てほしい!」と叫ぶ。 私たちが活動を続ける中で、何度も目にしてきた光景です。

出会いの瞬間が、子どもを変える

異文化交流の効果は、知識を教えることではありません。「人と人が出会う瞬間」そのものにあります。 外国人スタッフが教室に入ってきた瞬間の緊張感、最初のあいさつで生まれる笑い、 言葉が通じなくてもジェスチャーでわかり合える喜び——これらは、どんな教科書でも再現できません。

ナタデココの出張教室では、毎回「正解を教えない」ことを意識しています。 たとえば、外国人スタッフがネパール語で話しかけて、子どもたちが「え、なんて言ったの?」と 戸惑う場面を大切にしています。その「わからない」という体験が、 コミュニケーションの本質を肌で教えてくれるからです。

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出張教室で外国人スタッフと交流する子どもたち(写真:仮置き)

「違い」を楽しめる子に育てるために

グローバル化が加速する現代、子どもたちが将来出会う人々は、 価値観も文化も言語も多様です。 そのときに必要なのは、英語力や知識だけではなく、 「違いをおもしろいと感じる感性」ではないでしょうか。

実際に私たちの活動に参加した学校の先生から、こんなお声をいただきました。

「授業後に図書室で世界地図を広げている子がいて、びっくりしました。 『ネパールってどこ?』と先生に聞きに来る子もいて、 1時間の交流がこんなに影響を与えるんだと感動しました。」 — 葛飾区内 小学校 学年担任 教諭

原体験が、一生の財産になる

私たちが大切にしているのは、「原体験」という言葉です。 知識として「世界には様々な文化がある」と学ぶことと、 実際に外国人と笑い合った記憶は、まったく別のものです。 後者は、その子の人生に長く残り続けます。

子どもの頃に「外国人って面白い」「世界って広い」と感じた体験は、 将来の進路選択や人間関係の築き方にも影響を与えます。 ナタデココはそのきっかけを、全国の子どもたちに届け続けていきます。

この記事のまとめ

  • 異文化交流の本質は「人と人が出会う瞬間」にある
  • 「わからない」体験こそが、コミュニケーション力を育む
  • 幼少期の原体験が、その子の一生の財産になる